コレステロールを下げる薬やサプリメント

陰イオン交換樹脂の薬

 

コレステロール低下薬「コレバイン錠」

 

 

陰イオン交換樹脂もコレステロール低下薬で、クエストラン、コレバインという薬があります。陰イオン交換樹脂は、腸管内で胆汁性コレステロールを吸着して排泄を促進する作用があります。そのためコレステロールから胆汁酸への異化が進んで結果としてコレステロール値が低下するのです。

 

 

副作用で一番多いのは便秘で、他にも膨満感や、食欲不振、吐き気、などの可能性もあります。又、脂溶性ビタミンや、他の併用薬の吸収を阻害する性質もあります。

 

 

クエストランは、そんな陰イオン交換樹脂のコレステロール低下薬で、コレステロール値を下げますが、中性脂肪を下げる作用はありません。特に重い家族性高コレステロール血症などの人に、他のスタチン系薬と併用して使用することが多くなっています。服用量が多いので少し飲みにくいのが欠点です。

 

 

特殊な使い方としては、抗リウマチ薬のレフルノミドを体内から除去するのに応用することがあります。注意として便秘や痔のある人はあらかじめ医師に相談しておいた方がいいでしょう。高齢の人も、便秘に注意してください。胆道閉塞の人には適しません。

 

 

コレバインはクエストランと同様の特徴を持ちますが、クエストランが服用量が多くて少し飲みにくいのに対して、錠剤と顆粒状製剤があり、だいぶ飲みやすくなっています。